レクリエーションを成功させるために
今回はレクを効果的に実施できるコツを一緒に考えていきましょう!
① レクの目的を考える
レクをするときに、主に3つの目的があります
1 脳機能、身体機能の維持、向上
2 コミュニケーションの促進
3 QOLの向上
では、どんなレクがあるか見てみましょう。
体操、運動など体を動かす
お手玉などの1人でできることから、風船バレーやフルーツ、バスケットなどの大勢で楽しいものなどあります。他にはラジオ体操、輪投げなど
頭を使うレクレーション
オセロなぞなぞなどです。クロスワード、パズル、しりとり、脳トレの計算や間違い探しなど
指先を使うレクリエーション
折り紙、ぬりえ、手芸、生花など
音楽や歌異世代交流
音楽は昔のことを思い出したり、気持ちを元気にしたり、リラックスさせたりとたくさんの効果があります。
地域の幼稚園との交流も高齢者にとってはとても喜ばれます。
嬉しい気持ち、楽しい気持ちになる事は、認知症の予防にも効果的と言われています。
買い物レク
アフターコロナで移動の制限があるかもしれませんが、買い物レクは、歩く、見る、触れる、選ぶ、考える、ワクワクするなど、五感やQOLにも働きかける総合的にも優秀なレクといわれます。
認知症の方でも、今までの暮らしを体が覚えていますので、自分への自信を取り戻せます。
その人が以前から行きたかった場所へ一緒に行く自己実現の支援、生きがい支援は最高ですね。
② レクの根拠を考える
中には、脳トレや塗り絵を嫌がる人もいます。
事前のアセスメントが大切です。
風船バレーは盛り上がりますが、盛り上がることが主目的となり、ご利用者様を置いてきぼりにしてしまわないようにします。
介護の専門性があるか、そのレクの目的は何かと聞かれたときに、「この方のケアプランからここを引き出すためにやっています」といえる事はとても大切だと思います。
③ テクの種類を考える
このインスタにもレクの様子がアップされている素敵な施設様がたくさんあります。
その全てが良き先生です。
SNSで熱の様子を見る際。これは〇〇さんにいいよね。このレクは〇〇さんの手の運動になるねなど、ご利用者様、本人からの視点でレクを見てみてください。
そうすることで、
・介護の専門性はどこにあるのか
・本人主体か、職員が主体になっていないか
・個別性はあるのかなどの課題がクリアできます。
④ とはいえ、やはり楽しみたい!
ご利用者様に楽しんでいただきながら、機能を維持できるように支援していきたいですよね。
そしてレクを提供するスタッフが楽しむことも大事です!
その楽しさはご利用者様に伝わりますよね。
選ばれる施設になるためには楽しく過ごせることが大切です。
その方らしく最後まで元気に過ごしていただくために、レクリエーションを盛り上げていきましょう。