【構成の際のポイント】
① 研修の目的と講師の役割
(研修の目的)
研修の目的は、何だと思いますか。
新しい知識をインプットするだけではありません。
何のために研修を実施するかと言えば、受講生に「変化」をもたらすためです。
今まで現場でできなかったことを、明日からできるようになることが目的です。
(講師の役割)
受講生に「行動」をしてもらうには
研修では『聴く』だけでなく『実践』を取り入れることをお勧めします。
なぜならば、物事は実際にやってみることで、体が覚えていくからです。
例えば接遇の研修では挨拶の大切さを伝えます。
あいさつは、「(あ、い、さ、つ)明るく、幾度も、先に、追加で一言を言いましょう」と習います。
次の日、実践することで、はじめて職場が改善できるのです。
(実践を促す)
次のように言ってみてはいかがでしょうか。
「ではご理解いただけたことで、あなたは明日から、いつ誰にどんな挨拶をすると決めましたか。ここで宣言をお願いします」
このように言うことで、受講生が行動するしかない状態に持っていけます。
全てがこのように言えるわけではありませんが、意識することが大事だと考えています。
講師は、必ずこの目的を設定して、伝えていただきたいです。