研修は誰のもの?

私は年間300回の研修を企画開催しているうちに、講師には2つのタイプがいることが分かりました。

1つは、「一方通行型」
昔ながらの、大学教授が授業で知識を教えるような詰め込み型の研修です。

もう一つは「コミュニケーション型」
受講生に考えさせ、発言させ、最後に答えまで導きます。

あなたはどちらのタイプでしょうか?

想像してみてください。
受講生は、ただでさえ仕事の後で疲れています。
前者は90分間、ただ黙って座らされた上に、言葉だけが耳を通過していく苦痛な時間です。

一方、後者のコミュニケーション型研修は、自ら考える研修を行っています。

数人でのグループワークを用いて、積極的に議論している姿がありました。
これをアクティブラーニングと言います。

時々、テーマとは逸れた会話もしていますが、それを含めて盛り上がっています。
こちらの研修の方が、参加者は活き活きしています。

これでもうお分かりですね。

主役は受講生であり、受講生が主体的に考える進行内容こそ「意義のある研修」です。