研修では「傾聴が大事だよ」と言われます。
頭ではわかっていますが何故でしょうか?
なぜなら、下記の理由が挙げられます。
看護用語にカタルシス=精神浄化と言う言葉があります。これは、話すとすっきりする、落ち着く、癒しを意味します。
「聞き屋」があるように人は話したいのです。
誰かに話すとスッキリします。
例えば、女子会、井戸端会議キャバクラなど、呼び名が変われど、昔から途切れることなく行われている文化です。
年齢を重ねていても当たり前のことですが、話を聞いて欲しいもの。そこに対人援助職でもある我々が話しやすい雰囲気を作ってお話を引き出す。他の業種にはない誇り、高いやりがいのある仕事ですよね。
バイスティックの7原則
傾聴と言えば、覚えて欲しい代表的なものは、
バイスティックの7原則
これは対人援助職であればぜひ覚えて欲しいところです。ケアマネの研修でも必ず出てきます。
特にジャッジしない、評価しないと言うものは、介護の現場でもよくある場面です。
お年寄りの悩みに、ついつい解決しようとしてしまいがちですが、その答えを出すのが私たちの役割ではありません。
話を聞くことで相手が納得していただければ、それでいいのです。
良い悪いを判断するのは介護職ではなく、ご本人の心の中にあります
そのためにも、その人本人のアセスメントがとても大切になってきます。
ぜひ明日から「そうなんですね」と受け止める姿勢で聞いてみてください。
不思議と相手が落ち着きます。